尾張北部地域ごみ焼却処理広域化第1小ブロック会議

平成2年度第回首長会

平成29年2月21日(火)

午後2時00分〜午後2時12分

江南市役所 第3委員会室

発言者

発   言   内   容   等

幹事長

それでは、定刻となりましたので、ただ今から「平成28年度 第7回目の尾張北部地域ごみ焼却処理広域化第1小ブロック会議」を開催させていただきます。

始めに、会長であります、澤田江南市長よりご挨拶を申し上げます。

会長

皆さん、こんにちは。

本日は、大変ご多用の中、今年度第7回目となる第1小ブロック会議にご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

一部事務組合の設立につきましては、昨年12月27日に開催をされました第1小ブロック会議におきまして、一部事務組合の規約(案)にご了承をいただき、また、各市町の1月臨時議会におきまして、規約(案)の議決をいただいたところでございます。さらに、2月1日付けで、愛知県に一部事務組合の設置許可申請を行いましたところ、2月13日付けで、愛知県知事より一部事務組合の設置許可が下りてまいりまして、いよいよ4月1日より、尾張北部環境組合が設立する運びとなりました。

ここに至るまでの、各首長並びに各議会の皆さま方のご尽力に対しまして、この場をお借りし、改めてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

さて、本日の協議事項は、「新ごみ処理施設整備計画(案)について」の1件でございます。

新ごみ処理施設の建設に向けての指針となります大変重要な案件でございますので、慎重なる協議をお願いいただきまして、開催にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。

どうぞよろしくお願いします。

幹事長

ありがとうございました。

本日は、愛知県尾張県民事務所廃棄物対策課課長の熊田様にご出席をいただいております。

よろしくお願いします。

それでは、以後の会議の取り回しにつきましては、会長の澤田江南市長によろしくお願いをいたします。

会長

 それでは、 それでは、早速、議事に入らさせていただきます。協議事項の1、「新ごみ処理施設整備計画(案)について」に入らさせていただきます。

 幹事長より説明をお願いいたします。

幹事長

それでは、説明をさせていただきます。

「新ごみ処理施設整備計画」の策定にあたりましては、建設地の住民代表者、環境団体等の代表者、2市2町の議会議員、行政関係者の24名で構成をいたします「新ごみ処理施設整備検討委員会」を設置いたしまして、平成28年10月から平成29年1月まで計5回、委員会を開催し、多くのご意見をいただき検討していただきました。

検討委員会では、「ごみの減量化・資源化について」、「施設規模について」、「ごみ処理方式について」、「余熱利用について」、「公害防止、環境保全について」、「施設配置、動線等について」、「環境学習、啓発について」の7つの検討項目についてご検討をいただくとともに、豊田市渡刈クリーンセンターと刈谷知立環境組合クリーンセンターを視察していただきました。

 こうした、検討委員会での議論や検討結果を踏まえまして、「新ごみ処理施設整備計画」の案をとりまとめましたので、その概要につきまして、ご説明させていただきます。お手元には資料1といたしまして、「新ごみ処理施設整備計画(概要版)」と「新ごみ処理施設整備計画」の本編の案をそれぞれ配布させていただいておりますが、本日は概要版で説明をさせていただきます。

 最初に、概要版の1ページの「1.本計画の目的」でございます。

現在、犬山市、江南市、大口町及び扶桑町では、それぞれ犬山市都市美化センター、江南丹羽環境管理組合環境美化センターでごみ処理を行っておりますが、両施設とも供用開始から30年以上経過しており、施設の老朽化への対応が課題となっているところでございます。また、ごみ処理にあたりまして、ダイオキシン類削減対策や焼却残渣の高度処理対策などを踏まえたごみ処理の広域化の推進を図ることが求められております。本計画は、そうした状況を受けまして、昨年の7月に改訂をいたしました「尾張北部地域第1小ブロックごみ処理広域化実施計画」を踏まえ、新たなごみ処理施設の整備事業について、施設整備に関する基本的な事項についての方向性を定めるものでございます。             

2ページをお願いいたします。

「2.基本方針」でございます。

広域化実施計画で示されました広域化の基本方針を基に、検討委員会での議論や意見等を踏まえ、8つの基本方針を定めました。

1つ目といたしまして、迅速、安全、環境にやさしいごみ処理の実現

2つ目として、3Rの拠点として、ゼロ・エミッションを目標とした施設の実現

3つ目として、地域との調和を考慮し、周辺の生活環境に配慮した地域密着(コミュニティ型)の施設の実現

4つ目として、ごみ処理時に発生する熱エネルギーを有効に回収し、積極的に再利用できる施設の実現

5つ目として、ごみ処理後の残渣を可能な限り有効活用する再資源化システムの構築

6つ目として、公平性を基本とした運用・費用分担の構築

7つ目として、最終処分量を極力削減する施設の実現

最後に、経済性に優れた施設の実現と運営

の8つを基本方針として、ごみ処理施設の整備を行うものでございます。

3ページをお願いいたします。

「3.建設地」でございます。

新ごみ処理施設の建設地は、江南市の北東部に位置する江南市中般若町北浦地内で、面積は約3.2haでございます。

4ページをお願いいたします。

「4.焼却等処理施設における処理対象廃棄物」でございます。

処理対象廃棄物は、

・廃プラスチック類を含む可燃ごみ

・粗大ごみの可燃性破砕選別残渣

・愛北クリーンセンターからのし渣及び脱水汚泥

・大規模災害時において区域内で発生することが想定される災害廃棄物

でございます。

廃プラスチック類につきましては、焼却対象といたしまして、プラスチック製容器包装類につきましては、現在と同様、分別回収をいたしまして、リサイクルを実施してまいります。

5ページをお願いいたします。

廃プラスチック類を焼却する理由でございます。

1つ目には、廃プラスチック類を焼却しても環境負荷増加(ダイオキシン類等)の要因とはならないということ

2つ目には、廃プラスチック類の焼却処理が施設の劣化の要因とはならないこと

3つ目には、温室効果ガスの削減に寄与できること

4つ目にはリサイクル経費の削減が見込まれること

を理由として挙げております。

6ページをお願いいたします。

「5.焼却処理施設の施設整備規模」でございます。

施設整備規模は、日量197tでございます。

算定方法につきましては、それぞれ可燃ごみ及び粗大ごみ破砕選別可燃性残渣の処理量は、構成市町のごみ処理基本計画における平成37年度のごみ量の目標値を基に算出し、廃プラスチック類を焼却対象としています。

          し尿処理施設の脱水汚泥等の処理量は、愛北クリーンセンターを管理している愛北広域事務組合の推計値でございます。

 災害廃棄物の処理量は、愛知県が平成27年7月2日に発表いたしました災害廃棄物の発生量の推計値のうち、構成市町の選別後の可燃物を合計した量を3年間で処理を行うこととして見込んだものでございます。

7ページをお願いいたします。

「6.ごみ処理方式の選定」でございます。中段の囲みの中にございますように、広域化実施計画では検討対象として、

@    @ストーカ式等(従来型)焼却炉+灰溶融炉又は灰の外部処理からFバイオガス化方式+ストーカ式等(従来型)焼却炉+灰溶融炉又は灰の外部処理までの7つの処理方式を検討対象としていましたが、検討委員会におきまして、技術の成熟度や処理の安定性を考慮いたしまして、

@ストーカ式焼却炉+灰溶融又は灰の外部処理

A流動床式焼却炉+灰溶融又は灰の外部処理

Bガス化溶融炉・シャフト式

Cガス化溶融炉・流動床式

の4つの処理方式に絞り込みを行いました。この4つの処理方式につきまして、今後、専門家等により構成する委員会を設置いたしまして、詳細な検討を行うものでございます。

       はねていただきまして、8ページと9ページには、絞り込みを行った4つの処理方式について、そのフロー図を掲載しております。

10ページをお願いいたします。

「7.余熱利用の検討」でございます。余熱利用の優先順位につきましては、場内利用を優先に、今後、周辺でのニーズ、電力会社の買電単価やコストを考慮し、処理方式とともに検討し決定してまいるものでございます。また、新たな考え方として、廃棄物処理施設を地域の防災拠点として整備する事例が出てきているため、そうした活用についても今後検討してまいるものでございます。

 次に、その下の「8.公害防止及び環境保全の検討」でございます。

公害防止及び環境保全対策につきましては、平成29年度から実施を予定しております環境影響評価結果に基づくとともに、

・住民の皆さまとともに公害を防止、監視するためのシステムの構築

・ごみ処理施設における最新の環境保全対策技術の導入

・法令遵守とともに、より環境に配慮した方策の検討

に留意して決定してまいるものでございます。

次に、その下の「9.施設配置及び動線計画の検討」でございます。

施設配置及び動線計画の基本的な考え方は、

・搬入車両による渋滞を想定した対策の検討

・周辺環境への配慮

・見学者等の安全の確保

といたしまして、基本設計において敷地形状を踏まえて具体的な検討を行ってまいるものでございます。

11ページをお願いします。

「10.環境学習及び啓発施設の検討」でございます。

環境学習及び啓発施設につきましては、住民の皆さまのニーズ、効果及び費用等を考慮いたしまして、

・住民の皆さまの親しみやすさ

・社会見学機能

・施設の稼働状況やごみ処理の状況などの情報発信を行うなど住民の皆さまに開かれた施設

に留意をいたしまして、今後、詳細な検討を行い決定してまいるものでございます。また、NPOやボランティア等による住民主体の啓発展示の運営についても検討してまいるものでございます。

次に、その下の「11.その他のごみ処理関連施設の検討」でございます。

粗大ごみ(不燃ごみ)処理施設につきましては、ごみ処理施設に併設し、整備することが効率的であることから、新ごみ処理施設と併せて整備を行うこととしております。リサイクルセンターやストックヤードの整備につきましては、今後検討してまいるものでございます。

最後に、その下の「12.事業スケジュール」でございます。

平成37年度の供用開始を目標といたしまして、平成29年度からPFI等導入可能性調査や環境影響評価などを実施してまいります。

説明は以上でございます。

会長

 

ただ今、協議事項1につきまして、幹事長より説明がありました。

このことにつきまして、何かご意見がございましたら、よろしくお願いをいたします。

        (異議なしの声)

よろしいでしょうか。

特に発言もないようですので、協議事項1の「新ごみ処理施設整備計画(案)について」、本日、ご説明をいたしました新ごみ処理施設整備計画(案)につきまして、ご異議ございませんでしょうか。

 

(異議なしの声)

会長

ありがとうございました。ご異議なしと認めさせていただきます。協議事項1につきましては、原案にてご承認をいただきました。

本日、ご承認をいただきましたこの整備計画につきまして、新ごみ処理施設建設に向けての礎として、来年度以降に実施を予定されております環境アセスメントやごみ処理方式の決定などに活用してまいる予定でございますのでよろしくお願いをいたします。

せっかくの機会ですので、何かございましたらよろしくお願いいたします。

          (特に発言なし)

特にないようですので、本日の議題はすべて終了いたしました。

その他につきまして何かございますか。               

幹事長

 

次回の第1小ブロック会議のご案内をさせていただきます。次回の第1小ブロック会議は、3月29日水曜日の午後2時からこの部屋の隣になりますが、第2委員会室におきまして、開催となりますので、よろしくお願いをいたします。

会長

それでは、ご協議をいただきまして、誠にありがとうございました。

以上をもちまして、会議を閉会とさせていただきます。

ご協力ありがとうございました。