5回新ごみ処理施設整備検討委員会 要旨

 

開催日時

平成29123日(月) 午後2時から午後442分まで

開催場所

江南市消防署 3階 講堂

出席者

委員

楓委員(委員長)、林委員(副委員長)、大沢委員、ビアンキ委員、尾関委員、河合委員、稲山委員、武田委員、伊神委員、倉知委員、齊木委員、宇野委員、佐久間委員、矢嶋委員、杉浦委員、墨井委員、野呂委員、渡邊委員、今井委員、馬場委員、三品委員、伊藤委員、大竹委員、野木森委員

事務局

(準備室)阿部準備室長、山内副主幹、滝主査、北川主査、高田主事

(オオバ)小松、山田、寺窪(ほか記録者2名)

傍聴者

10名(うち報道関係者4名)

会議内容

1.委員長あいさつ

 

2.4回新ごみ処理施設整備検討委員会の会議録について

4回新ごみ処理施設整備検討委員会要旨について確認し、了承された。

 

 

※検討事項に入る前に、前回の検討委員会において委員より廃プラスチック類を焼却することにあたっての分別についてイメージしにくいという意見があったため、廃プラスチック類を焼却処分している犬山市の分別方法について、事務局より説明。

 

〇「ごみの分別と出し方」(犬山市)の説明

犬山市においては、プラスチック製品(おもちゃ、ハンガー、洗面器、ポリタンク、プランターなど)が可燃物として取り扱われていることを紹介

 

 

3.検討事項 「新ごみ処理施設整備計画(案)」について

事務局より、第4回新ごみ処理施設整備検討委員会での「新ごみ処理施設整備計画(素案)」(以下、整備計画(素案))に対する意見を踏まえとりまとめた「新ごみ処理施設整備計画(案)」について説明。

 

(1)1章 本計画の目的等について

事務局より、「本計画の目的」、「広域化についてのこれまでの経緯」、「新ごみ処理施設整備検討委員会の開催」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について追記、修正している。

・本計画の目的に、現有施設の老朽化やごみ処理をとりまく社会状況の変化を記載

・広域化についてのこれまでの経緯に建設地決定までの経緯を追記

・検討委員会の開催状況、検討事項、検討結果

 

(2)2章 基本条件等の整理について

事務局より、「基本条件」、「基本方針」、「ごみ処理等の現状における課題」、「建設地の立地条件」、「法令による規制基準の整理」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について追記している。

・既存の粗大ごみ処理施設の概要

・広域化実施計画における8つの基本方針をもとに、検討委員会での意見を踏まえた施設整備の基本方針

・ごみ処理等の現状における課題

建設地の立地条件

・法令等による規制基準

(3)3章 焼却等処理施設の施設規模の算定

事務局より、「ごみの種類及び分別の区分の整理」、「ごみの処理量に関する実績」、「ごみの減量化目標値」、「焼却等処理施設における処理対象廃棄物」、「焼却等処理施設における処理量の算定」、「焼却等処理施設の施設整備規模の算定」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について追記、修正している。

・ごみの種類及び分別区分、ごみ処理量の実績

・ごみ減量化目標の目標値を構成市町のごみ処理基本計画の目標年度である平成36年度から、新ごみ処理施設の供用開始予定年度である平成37年度に修正

・リサイクル率を国や県の目標値と比較できるように修正

・ダイオキシン類発生抑制の参考として、ポリエチレンの完全燃焼について記載

・愛知県内での廃プラスチック類の取扱い状況

 

(4)4章 焼却等処理施設の処理方式の検討

事務局より、「検討対象処理方式」、「各処理方式の処理フロー等」、「生成物及び残渣等処理の検討」、「処理方式の比較」、「ごみ処理方式の選定」、「今後の検討課題」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について追記している。

・処理方式による生成物及び残渣等の分類

・処理方式の比較表に炉内温度、各処理方式に特有のメリットとデメリット、概算工事費を追記

 

(5)5章 余熱利用の検討

事務局より、「処理能力別余熱利用の状況」、「余熱利用の考え方」、「余熱利用の優先順位」、「利用可能熱量の試算」、「防災拠点としての考え方」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について追記している。

・利用可能熱量の試算

 

(6)6章 公害防止及び環境保全の検討

事務局より、「公害防止及び環境保全についての基本的な考え方」、「大気汚染対策」、「水質汚濁対策」、「騒音・振動対策」、「悪臭対策」、「公害防止及び環境保全対策の方向性」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について修正している。

・悪臭対策について、臭気の吸引と熱分解についての記載内容と図

 

(7)7章 施設配置及び動線計画の検討

事務局より、「施設配置及び動線計画の検討」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について修正している。

・施設配置及び動線計画のイメージ図について、建設地の形状を現在想定している概ねの形状にするとともに、ごみの搬入車両が周辺道路の渋滞の要因にならないよう、搬入動線を敷地内で極力長くなるよう修正

 

(8)8章 環境学習及び啓発施設の検討

事務局より、「環境学習及び啓発施設の考え方」、「常設展示」、「環境学習及び啓発施設の基本的な方向性」について説明。

整備計画(素案)からは以下の内容について修正している。

・環境学習及び啓発施設の事例写真を見やすく修正

・大気汚染物質等の連続測定値の掲示例写真の変更

 

(9)9章 その他のごみ処理関連施設の整備

事務局より、「粗大ごみ(不燃ごみ)処理施設の検討」、「その他のごみ処理施設関連施設の検討」について説明。

整備計画(素案)に章全体を追加している。

 

(10)10章 事業スケジュールの検討

事務局より、「事業スケジュールの検討」について説明。

整備計画(素案)からの変更はない。

(11)11章 概算事業費の算出

事務局より、「概算事業費の算出」について説明。

整備計画(素案)に章全体を追加している。

 

(12)資料編

事務局より、「構成市町のごみ処理等における現状の課題」、「支援ツールによる構成市町の評価結果」、「土地利用規制の整理」、「公害防止規制基準の整理」、「構成市町における分別の区分」、「概算建設費の算出」、「ごみの性状の実績の分析」について説明。

整備計画(素案)に計画本編の内容を補完するものとして追加している。

 

 

(主な検討・修正内容)

・本編P14「図3-1 廃プラスチック類等の取扱いについての現状と計画」について、廃プラスチック類は焼却処理とするものの、分別収集方法については検討、または決定しているわけではないので、今後の検討課題であることを追記する。

・本編P16「図3-2 総排出量原単位の推移」の総排出量と原単位の凡例色について、よりわかりやすくなるように構成市町毎に凡例色をそろえる(他のグラフも同様に修正する)。

・本編P19「図3-5 家庭系ごみ(資源ごみを除く)の実績値及び減量化目標値」の折れ線グラフを見やすく修正する(他のグラフも同様に修正する)。

・本編P30以降の処理方式の名称が「〇〇方式焼却炉」や「〇〇式焼却炉」など統一されていないので「〇〇方式」に統一する。

・本編P45「図5-2 100t/日以上200t未満における発電以外場外での余熱利用状況」については、あくまで余熱利用の一部であるが、多くの施設で採用されているという誤解を与えかねず、また、表5-2との関連性も無いため、表5-2の数値をグラフ化したものに差し替え、余熱の具体的な利用先の説明書きを追記する。

・本編P55「図7-1 配置計画及び動線計画図」に大型バス駐車エリアがわかるように文字を追記する。

・本編P64「第9章 その他のごみ処理関連施設の整備」については、既存施設の解体についても触れられているが、本計画は2市2町の広域化施設の計画であり、既存施設については各市町での検討事項となるため、広域化実施計画に記載されている内容と同様の簡単な記載とする。

・本編P68「第11章 概算事業費の算出」は、現段階では処理方式が決まっていないため、事業費の幅が大きく、概算とはいえ事業費を出すことはインパクトが強いので、事業費の項目については、章全体を削除する。

 

会議内容

4.その他

・事務局より計画(案)の取扱いについては、第5回の検討委員会での意見を踏まえ、再度計画案の修正を行い、正副委員長の承認を以て委員会の承認に代えることを提案し、了承された。

 

2月以降の尾張北部地域ごみ処理焼却広域化第1小ブロック会議で、新ごみ処理施設整備計画の最終版として決定する。

発言(意見)内容

別紙のとおり

資料

5回新ごみ処理施設整備検討委員会次第

4回新ごみ処理施設整備検討委員会 要旨

新ごみ処理施設整備計画(案)

新ごみ処理施設整備計画(案)資料編

ごみの分別と出し方(犬山市)